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お茶の種類〜緑茶・烏龍茶・紅茶・白茶

2023.06.08更新

紅茶、緑茶、烏龍茶、白茶。実はこの4つ、全て「チャノキ」という同じ植物から作られています。葉の加工方法や酸化発酵度の違いなどで茶葉の色や風味が異なり、出来上がるお茶の種類が変わり、味や香りも違うものになります。 
お茶の発酵とは、茶葉に含まれるポリフェノールを酸化させることを言います。茶葉を揉んだりしおれさせることによって酸化酵素の働きが活発になり、発酵が進むと茶葉の色が褐色に変化して、香りや味わいが徐々に変化していきます。

お茶の違い

緑茶 【不発酵茶】

緑茶は茶葉を酸化させずに作られます。茶葉は摘んだ後、加熱(蒸すか、パン焙煎するなど)され、鮮やかな緑色を保ちます。緑茶には、日本の煎茶、中国の龍井茶(ロンジンちゃ・りゅうせいちゃ)、碧螺春(へきらしゅん)など、さまざまな種類があります。緑茶は爽やかで草のような風味があり、茶葉の効能や健康効果が注目されています。

烏龍茶 【半発酵茶】

烏龍茶は茶葉を一部酸化させることで作られます。茶葉の酸化度合いは非常に幅広く、軽い酸化から中程度の酸化までさまざまです。烏龍茶には台湾の高山茶、鉄観音、凍頂烏龍茶などがあります。烏龍茶はフルーティーで花の香りがあり、独特の風味を持っています。

紅茶 【完全発酵茶】

紅茶は茶葉を酸化させることで作られる赤褐色の香り高い茶葉です。茶葉は完全に酸化されて黒褐色に変化します。その地域の気候や土壌条件によって特徴づけられ、ダージリン茶(インド)、セイロン茶(スリランカ)、キーマン茶(中国)、キーノート茶(ケニア)など、それぞれ独自の風味と特性を持ち、産地や製法によって異なります。紅茶は力強く、豊かな風味が特徴で、紅茶の国イギリスではミルクや砂糖を加えて飲まれることが一般的です。

白茶 【弱発酵茶】

白茶は新芽とそのまわりの葉を摘み、自然に乾燥させることで作られます。茶葉は酸化されず、非常に軽い処理しか受けません。収穫に適した期間が短いことから希少性が高く、高価なお茶とされています。白茶には、中国の白毫銀針や白牡丹などがあります。白茶は非常に穏やかで繊細な風味があり、甘みと花の香りが特徴です。

その他のお茶

ルイボスティー

ルイボスティーは、一般的な紅茶や緑茶とは異なり、カフェインを含まないお茶として知られています。そのため、カフェインを避けたい人や子供でも安心して飲むことができます。ルイボスは主に南アフリカ南西部の高原地帯に自生している植物ですが、チャノキ由来のお茶と製造方法は似ていて、葉を発酵させることで緑色から鮮やかな赤色に変化します。独特の香りを持つお茶もありますが、発酵させずに乾燥させるグリーンルイボスティーもあります。
ルイボスには抗酸化物質やミネラル(鉄、カルシウム、カリウムなど)が含まれており、健康に良いとされています。一般的には、ルイボスティーは熱湯で抽出して飲まれますが、アイスティーやハーブブレンドとしても楽しまれることがあります。甘味やレモン、ミントなどの風味を加えることもあります。

ハーブティー

ハーブティーは、さまざまな植物の葉、花、実、根などを乾燥させて作られる茶の一種です。ハーブティーは一般的に健康効果やリラクゼーション効果を求めて飲まれることが多いです。葉だけではなく、花や茎などの部分を使って作られることもあります。カフェインフリータイプが多いため、一日のどんな時でも、またお子さんもお愉しみいただけるお茶です。

イェルバ・マテ / マテ茶

イェルバ・マテ(Yerba Mate)は、主に南アメリカで栽培されるヤシの木の葉を使用して作られる茶の一種です。マテ茶とも呼ばれます。カルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラル分が豊富す。すっきりとした味わいで、お肉料理や脂っぽいお食事との相性抜群で、南米(アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルなど)では食事と一緒に楽しむお茶として親しまれています。最近では世界中で注目されており、多くの人が健康効果や特有の風味を楽しむために飲んでいます。

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