バラの基礎知識

薔薇(バラ)の語源

日本語の「薔薇(バラ)」は中国から入ってきた言葉で、「そうび」「しょうび」と呼ばれていました。古今和歌集などでは音読みで「そうび」と詠われています。

現在日本語の「薔薇」はトゲのある低木の総称である「いばら(茨)」 が変化したという説があります。

一方、英語のrose(ローズ)は、ラテン語のrosa(ロサ)が元になっているとされています。ギリシャ語で薔薇を意味するrhodon(ロドン)という言葉と、ラテン語のrosa(ロサ)は、共に印欧祖語「wrdho-」(トゲのある低木)にさかのぼります。

薔薇の種類

通常目にする薔薇は、「オールドローズ」と「モダンローズ」の2種類に分けられます。

「オールドローズ」という言葉は、「古くからあるバラ」という意味で、原種のバラを栽培し始めた頃からあるものです。
ダマスク、アルバ、ガリカ、センティフォーリアの4種類を基本とし、優雅な雰囲気がある花の形で、豊かな香りがあります。

1867年に発表された最初のモダンローズ「ラ・フランス」より後の薔薇を「モダンローズ」と言います。ハイブリッドティーやフロリバンダなどの品種があり、四季を通して咲き、華やかな色と形が特徴です。

毎年交配された新しいバラが誕生し、年々バラの種類が増えています。

薔薇の先祖

現在、全世界で3万種を超えるバラがあると言われています。その先祖をさかのぼると、約8種類の原種のバラにたどり着き、うち3種の「ノイバラ」「テリハノイバラ」「ハマナス」が日本からヨーロッパに渡り、多くのバラの祖となったと伝えられています。そのためハマナス(浜茄子)は日本を代表する原種バラのひとつとされています。

薔薇の開花時期

薔薇の旬の開花時期は、過ごしやすい春から初夏「5月~6月」の頃と、秋「10月~11月」が基本です。季節によっても咲く薔薇の種類が変わり、秋には春よりも小さめの濃い色をした花が咲きます。また、一季咲きのものや四季咲きのものがあります。

【春】一季咲きのツルバラ、四季咲きのブッシュタイプのバラなどが咲きます。
【夏】品種や地域により返り咲きするバラが咲きます。
【秋】四季咲きの薔薇が咲き始め、11月末頃まで楽しめます。
【冬】基本的には冬には咲きません。

薔薇の産地

暖かい気候と豊かな太陽の恵みがバラの栽培に適し、ケニアやエクアドル、コロンビアなどの赤道直下の地域でよく栽培されています。